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技術コラム

ステンレスねじのピッチの見分けがつかない…そんな時は「酸化発色」で色付け!

2023.12.15

ねじのピッチ(並目・細目)の見分けはよく見れば目視でもわかるものの、現場の作業中など注視する時間がない時は混在していても気づかないことがあったりします。
また、同じピッチでも小径のねじだと長さが2mm違いなど、細かい差の見分けがつきにくいこともあります。
こういった際の対策として、頭部塗装やめっきで見分けやすくするという対策を取られている方が多いのですが、ステンレスの場合できる表面処理が限られてしまいます。
また、食品業界などめっきの処理剤に含まれる成分がNGとされるところでは、そもそも表面処理を施すこと自体ができないなどの問題があります。
そこでイケキンは「酸化発色」という、ステンレス材の発色技術に目を付けました。
このコラムでは酸化発色の仕組み、特長、用途などを解説していきます。

 

ステンレスの酸化発色とは?

酸化発色とは、ステンレス鋼表面の酸化被膜の厚さを変化させることで、干渉色(※)を作り出す技術です。
酸化被膜の暑さを0.1μm(1万分の1ミリメートル)単位で変化させることで光の干渉具合が変わり、ステンレスが青や赤など様々な色に発色して見えます。
塗装などのように色素を加えているわけではありません。

※光と透明な薄い膜の関係によって作り出される色のこと。

環境負荷物質が含まれておらず、コンタミネーション(異物混入)が発生しない

酸化発色は人体に有害な物質は含まれていないため、コンタミネーションが発生しません。
成分はステンレス素地と同じですが、酸化被膜を厚くすることにより耐食性が2倍以上になり、抗アレルギー効果もあります。
そのため医療機器など人体に直接触れるものや、食品加工機などに使用するねじにも使える表面処理です。

酸化発色 ねじへの活用メリット①識別

酸化発色をステンレスねじへ施すメリットとして、最も多いのは識別のためです。
冒頭にお話ししたように、ねじは数ミリ単位でサイズ違いがあったり、ピッチの違いなど目視で瞬時に見分けるには難しいことがあります。
じっくり注視する、あるいはナットをはめてみたりねじゲージで確認する、ノギスで長さを測るなど、調べる方法はありますが、毎日大量のねじ締め作業を行う作業者様に、毎回それをする時間はありません。
そのため、ねじを入れている箱の色を変えるなど工夫をしている会社様もあるかと思いますが、うっかりねじを取り違えたり、箱の色を間違えてしまったり、何らかの形でねじが混ざってしまったり…
そうなると、混ざったことに気づかずサイズの違うねじを使用してしまう可能性もあります。
ねじサイズの間違いは、ねじのゆるみなどに繋がる恐れがあり、避けたいトラブルです。
酸化発色を施して類似サイズを識別しやすくしておくことで、こういったトラブルは防げます。

酸化発色 ねじへの活用メリット②視認性向上でメンテナンス効率化

食品機械などにはたくさんのステンレスねじが使われています。
機械のメンテナンス時にねじを外してカバーを開けたりしますが、中には外してはいけない箇所もあり注意が必要ですよね。
そういった箇所を酸化発色で色付けして視認性を良くしておくことで、間違えて外してしまうなどの人為的ミスを防げます。

酸化発色 ねじへの活用メリット③装飾性で付加価値を高める

ステンレスねじは高耐食で見た目もキレイな製品ですが、シルバー色なので装飾目的で使用することは少ないです。
近年様々な製品、例えば工作機械や産業機械などでも、デザイン性の高いものが増えてきています。
そういった製品の外観を崩さないために、ねじに塗装を施したりすることもありますが、酸化発色だとより一層美しい見た目になり製品の付加価値を高められます。

まとめ

ここまで、「酸化発色」の特長と活用メリットをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
上記で紹介したような用途での採用が、少しずつ増えてきています。
採用実績はまだ少ないものの、いろんな可能性を秘めた表面処理ではないかと思います。
イケキンでは酸化発色を利用した製品「シーホース五彩シリーズ」を販売しております。
受注生産品ではありますが、使用検討箇所の条件を鑑みて最適な色・数量・ねじ形状をご提案いたします。
もし活用できそうな箇所がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

 

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