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課題解決の事例集

プレコートタイプ接着材でバラつき・ゆるみ防止

2022.03.07
お客様の産業工作機械メーカー
部署名生産管理部門

解決策のご提案

シーホースロックで
●接着剤塗布作業による塗りムラや塗り忘れ解消
●塗布する手間がなくなり作業効率アップ

相談までの経緯

課題の概要

製品の回転体に装着される部品を 六角穴付き皿ボルトM6x25 によって締結していたが「ねじのゆるみ」が発生してしまう。
対策としてねじ締め時に嫌気性接着剤を人の手で塗布していたが、ゆるみが再発生。機械の回収により数千万円の損害が出てしまった。

問題の原因

原因は接着剤の塗り忘れ・塗りムラによるゆるみ止め効果のバラつきであった。
調査の結果、塗布・締付作業は経験の浅い作業員が行っており、 単純作業のために眠気・集中力の低下を引き起こしていた。

当時のお客様の対策

塗布作業を安定させるために、定期的に作業員のトレーニングを行っていたが、その日の体調などが影響して、安定した作業が継続出来ない。やはり根本解決が必要であると感じた。

イケキンが提案したこと

課題解決の要件

(1) 回転ゆるみに対して効果的な対策であること
(2) 作業者の状況や力量による品質のバラつきが生じない対策であること

解決策のご提案 シーホースロック

課題解決の要件(1)・(2)を満たす対策製品として、シーホースロックをご提案しました。
この製品は薬液をプレコートするタイプのゆるみ止め加工です。塗布する薬液には多くの種類があるため、使用条件と試験データを確認しながら最適な選定をすることが可能です。また薬液をプレコートすることにより、手塗りする必要がないため作業者による塗布量のバラつきが発生しません。

検証 トルク試験

性能を比較するため、3種類の製品
①従来の嫌気性接着剤(手塗り)
②固着タイプ.(シーホースロック)
③抵抗タイプ(シーホースロック)
について、PCトルクアナライザーを用いて締付トルク・戻しトルクの試験を実施しました。

戻しトルク試験※の結果は、以下の通りです。
※試験条件 ボルトサイズ:M6 締付トルク:6N・m
NAS式振動試験を規定時間を実施後、戻しトルクを測定。
①嫌気性接着剤  :平均-5.33N・m
②固着タイプSL358:平均-7.14N・m
③抵抗タイプSL256:平均-4.60N・m
戻しトルク試験※の結果は、以下の通りです。
※試験条件 ボルトサイズ:M6 締付トルク:6N・m
NAS式振動試験を規定時間を実施後、戻しトルクを測定。
①嫌気性接着剤平均-5.33N・m
②固着タイプSL358平均-7.14N・m
③抵抗タイプSL256平均-4.60N・m

対策の成果・結果

提案結果

固着タイプのSL358の戻しトルクが一番良好な結果となり、試作採用を経て量産採用となりました。
採用後のゆるみ事故は発生していません。

ユーザーメリット

● ゆるみ止め効果は以前と同等以上
● 塗りムラや塗り忘れによる品質のバラつきを解消
● 塗布する手間がなくなり作業効率アップ
お客様の声
作業員が接着剤の塗り忘れ・塗布量の管理を気にしなくて良くなり、作業負担が大幅に軽減された。
また実は人手不足で人材確保が難しく、人による作業を減らしたかった。単純作業はどんどん自動化・省力化をしていきたいので、塗布作業の手間を削減できたことは、品質面と合わせて大変満足している。
納品後のご相談
「締結後に切削油がかかることは問題がないか」相談をいただきました。 シーホースロックは耐油性があり、完全固着した後であれば機能に支障はないと回答しご安心いただきました。

曖昧な内容でも遠慮なくご相談ください!
じっくりお話をお伺いし、解決方法をご提案いたします

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