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ホームイケキンの強みスペシャリスト鵜川 英雄
スペシャリスト

リコイルひと筋約30年という
おそらく日本一であろうキャリアを
鼻にかけることもなく。

スペシャリストの紹介 鵜川 英雄

リコイル営業部 部長
リコイルという超ニッチなパーツを扱うプロ。
リコイルとはいったい何か?
シンプルに言うと「ネジ穴の補強」ですが、一般にはあまり馴染みのないモノです。
たとえば、ネジに切ってある螺旋の山が削れて潰れてしまったら使えませんよね。
雄ネジであればネジそのものを交換すれば良いのですが、その逆は困ります。
クルマのエンジンにたとえてみましょう。
本体であるシリンダーブロックのネジ穴(雌ネジ)が潰れてしまうと、そのエンジンはそれだけで寿命を終えてしまいます。
それでは困りますので雌ネジの穴にコイル状のパーツを埋め込んでネジ山を復活させる。
それがリコイルです。
半導体も航空機も発電所も、安全で頑丈に。
どんな分野で活用している?
雌ネジの補強目的がメインなので、商品そのものを一般の人が目にすることはありません。
ですが、産業用途では多岐にわたり展開されています。
火力発電所のタービン、半導体やスマホなど精密機械の製造装置、空調機器、鉄道のシャシーや座席とか…。
もともと航空機のエンジン部品に導入されていた部品ですから、安全や高精度が問われるところが多いようですね。
あとはテレビ局のカメラとか。
ロケなんかでタフに扱われるからだと聞きました。
長年やっていますが、私でさえ『こんなところに使用しているんだ!』という発見があります。
まだまだ知らないことがある、ということはこれからの可能性もある。奥が深い商材です。
解決課題は強度だけでなく供給体制も。
どのような市場の要望がある?
これまでも北海道から沖縄まで、日本全国からのお問合せをいただき、あちこちに足を運びました。
雌ネジに関して補強をしたいんだけれど?とか、この部分が壊れたけれどリコイルで修理できるのか?
とか、特殊なリコイルパーツを安定供給できるように調達体制をどう整えられるか? 特殊な素材でできるか?
…などなど、様々な課題に対処していくのです。
想定外の相談もきますが、リコイルで解決できるかどうか、他の方法はないか?とあらゆる検討をします。
商品そのものは輸入品なので、供給体制のためには直接メーカーとのやりとりもしていきます。
日本のエネルギーを支える唯一の存在。
イケキンだけが知る専門分野?
本当にニッチな世界なので、唯一無二の独占状態になっている分野もあります。
とあるエネルギー会社で使われる巨大タービン用のモノは、特殊な素材で安定供給できるのは今やイケキンだけですね。
イケキン…というか私は、素材、サイズ、熱やコーティング処理、供給数などを組み合わせて考えられる唯一無二の存在かもしれません。
磁力を帯びたステンレス製なんて、お客様から『これホントにステンレス?』なんて言われたり……。
あと、おもしろいところでは喫煙具。パイプの補修や補強に使われていたりもします。
エネルギー産業にも使われる巨大なモノから、使う人の限られた特殊なモノまで、リコイルなら何でも対応しているのです。
SDGs社会にリコイルマーケット?
リコイル市場の未来は?
産業用がほとんどと言いましたが、BtoC向けのキット商品があります。
工具を扱うDIYショップなどに並んでいるモノも出てきました。
日本のリコイル市場を自分が開拓した…
なんて言うと大げさですが、私の手を通って広がっていったと言えば、たしかにそうかもしれませんね。
今じゃ中古バイクや中古自動車をカスタマイズして楽しむ人たちにかなり浸透しているようです。
リコイルというのは補修して直して使おう!という環境配慮の商品ですから、これからは意外なところで伸びるかもしれませんね。
日本一のリコイル博士鵜川です。
この専門知識はすごい?
振り返ってみれば、94年に入社してからず~っとリコイルひと筋です。
それでもかつては自問自答することもありました。
こんなニッチマーケットだけをやっている自分のキャリアってこれで良いのだろうか?と。
それでも30年近くやってきていると、それなりに専門性が高くなります。
リコイルのサンプルを持って全国を飛び回っていると、どこの空港で引っかかりやすいか、とかね(笑)。
こんなにリコイル道を極めているのは世界でも珍しい存在かもしれません。
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