スペシャリストの紹介 岡田 幸典
調達部 別製チーム
公私ともにカスタマイズ好き。
別製チームのミッションは?
いきなり仕事と関係ないアピールで恐縮ですが実は私、大のバイクマニア。好きなジャンルはモタードで。…あ、興味ない人にはわかりませんね。あのメカに萌え、軽量でタフな使用にも耐えるカスタマイズを追究したい。そんな趣味のおかげもあり、私は別製チームへ配属された当初から、ずっとワクワクしっぱなしです。特注品の企画設計や調達を行なう役割がおもしろくて仕方ない。こんな曲げ形状をどうやって加工すれば実現できるのか?ここのボルトの穴位置はこれで強度を保てるか?なんてことを解決するためにアイデアを絞るシゴトですから、楽しくないわけがありません。
オールラウンダー岡田であれ。
無理難題にもストレスなく?
営業から持ち込まれる相談は、基本的にすべて難しいです。とりあえず別製チームに投げかければ『解決策を見つけ出してくれるはずだ』というミッションなので、無理難題はウェルカムです。課題解決を知ることは自らの成長の機会。ひとつひとつの依頼をこなしていくたびにソリューション能力がどんどん積み上がっていくのを実感しています。ひとつの分野を突き詰めるタイプのスペシャリストもいますが、私はあらゆる課題解決を成し遂げるオールラウンダーをめざして取り組んでいます。
毎月約70件のオファーを恐れず。
依頼数はストレスなのか?
ほとんどの場合、お客様から「こんなモノが欲しい」という図面が届きます。完成はイメージできますが、どんな加工が必要か。公差はどこまで許容範囲か。強度は?納期は?と、さまざまな要件をヒアリングするために、できるだけお客様先へ同行します。2名の別製チームに毎月約70件ほどのオファーが届きますから、そこそこハードです。基本は内勤ですが、もっと同行を増やし、生産現場へも足を運びたいと思っています。でも自主規制をかけないとシゴトが回らない〜!
未知の改良設計に心躍る。
無理難題にもストレスなく?
たとえば最近では、スポーツ用品メーカーさんの案件は変わり種でした。とある競技専用のシューズに付属パーツを加えるための道具です。改良図面を引いて、加工方法もメドを付け、我々の提案も受け入れていただいて、よしこれで行こう!ってところまでこぎつけた事例があります。別製チームの中でも、かなりレア案件だったと思います。大ロットのネジでもない、締結のための金属加工でもない、未知の商品改良設計でした。しばしばそんなめちゃニッチなニーズも舞い込んでくるのはおもしろいですね。
気がつけば3D-CADの挑戦。
設計まで行なっている?
そんなニーズに対応していくうちに私は、図面作成のために3D-CADを駆使できるようにパワーアップしました。基礎知識を習得するための外部研修を受けた後、業務に必要なスキルを独学で研ぎ澄まし、今ではお客様への提案シーンで日常的に活用し、その図面をもとに見積を作成し、加工業者さんにそのまま渡せるクオリティだと自負しています。ただ実際に安定供給できるまで気は抜けません。狭い隙間にこのパーツを組みつけられるか。ビミョーな曲げ加工は実現可能か。試作ではうまくいっても量産すると不具合が出ることもあります。細心の注意を払っていても不測の事態はなくなりません。日々精進。そしてそれをクリアするたびに、私のレベルがまた一歩進んでいきます。
得意領域の分析で得た意外な結論。
何が成果につながる?
ある日、自分の担当案件を分析してみました。成果につながるポイントを見つけたかったのです。プロセスを考察してみると、意外なことがわかりました。実は得意な領域、商品、加工方法があるわけではなく、営業と二人三脚で一緒になって動いたプロジェクトがうまく成果につながっている。さらにはお客様や加工業者さんとの連携もポイントが高い。やっぱりアナログなコミュニケーションこそイケキンの力。別製チームの基本。営業とより強いタッグを組んでいこうと思います。それこそが別製チームの生み出す価値だし、強みになっていきますからね。