二相ステンレス鋼はオーステナイト系とフェライト系からなるステンレス鋼(二相混合材)であり、2種のステンレス鋼の長所をかけ合わせ、優れた耐食性と約2倍の強度を誇ります。
フェライト系ステンレスの高い耐孔食性が付加されたことにより、オーステナイト系ステンレス(SUS304等)より遥かに優れた応力腐食割れに対する耐性を持ちます。
金属組織の細粒化により、常温付近での引っ張り強さが約2倍となり、薄肉・軽量化を可能とします。
二層ステンレス鋼の寸法規格準拠のねじ類はもちろん、製作品の対応可能です。
※強度はオーステナイト系ステンレスの2倍ほどですが、脆化が起こりやすいため-50~300℃の環境下でご使用ください。