スーパーボルトで径の大きなボルトでもトルクレンチで安全、確実な締め付けが可能になります。
これまでの〝大変″な作業は仕方の無い事ではありません。
軸力を得る為にねじを回して締める時に掛ける力(=トルク)の適正値は、ボルト径の3乗倍で上昇し、M30あたりから要求されるトルクは人力の限界を超えてきます。
通常の締め付けが難しくなると、危険な上に非効率なハンマリング、大きな機材で強力なトルクをかける油圧レンチなど、〝軸力を上げる″という目的を忘れて強引にトルクを掛ける事に腐心しがちですが、作業による負傷、締め付け不足や強い捻じりストレスによるボルトの強度低下など、成果を伴わないリスクばかりが高まります。
トルクに頼らない手段としてヒーティングがありますが、肝心な軸力の発揮時に必要となるボルトの収縮性の大半が締結作業時に費やされる、長い作業時間、軸力の制御や締結の解除が困難、さらにバーナーによる加熱などの方式では負傷リスクもあり、これもベストとは言い難い作業手段です。
大きなボルトを必要とする締結体の失敗は、往々にして大きな損害に直結しています。
作業者の練度に頼ることなく、摩擦の影響を極小化した構造によりトルク管理で正確にしかも非常に短時間で作業が完了します。
スーパーボルトのテンショニング法による締め付けは対象ボルト軸に直接トルクを掛ける必要が無い為、捻じりストレス、焼き付き・カジリのリスクが無く、更には締め付け作業時の反力受けも不用です。
スーパーボルトにより、大掛かりな工具や危険で非効率な作業から解放される上、少人数で作業時間も大幅に短縮されます。