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ねじの用語集

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基本編 あ行

一条ねじ ねじを1回転させたときに軸方向に進む距離がピッチ(隣り合うねじ山とねじ山の距離)と等しいねじ。
インチねじ ねじのピッチを25.4mmあたりの山数で表現した三角ねじ。
おねじ 辞書には「円柱形の表面に溝・突起が刻まれたもの」とあり、JISハンドブックには「ねじ山が円筒または円すいの外面にあるねじ」とある。

基本編 か行

外径(おねじ) おねじの山の頂に接する仮想的な円筒の直径。
角ねじ ねじ山の断面形が、正方形に近いねじ。
管用ねじ 管、流体機器などの接続に使用するねじ。平行ねじとテーパねじとがある。
基準のはめあい長さ 公差を算出するときに基準とするはめあい長さのことで、通常、通りねじゲージの長さを基準のはめあい長さとしている。
基準のひっかかりの高さ 基準山形におけるひっかかりの高さのことで、理論上の数値。
基準山形 JISハンドブックには「ねじの軸線を含む断面においてめねじとおねじとが共有する理論上の寸法と角度とで定義されるねじの理論上の形状」とある。
おねじとめねじが重なっていれば、実際の締結現場では使えないのは当然であるが、この理論上の山形が定まっていれば、おねじの場合は、その形状からどれだけ小さい寸法になっているか、めねじの場合であればその形状からどれだけ大きくなっているかを規格として定めることが出来るので、この基準山形が定められている。

基本編 さ行

三角ねじ ねじ山形状が、正三角形に近いねじの総称。
総合有効径 単独有効径+ピッチ誤差の有効径当量+半角誤差の有効径当量のこと。

基本編 た行

多条ねじ ねじを1回転させたときに軸方向に進む距離がピッチの整数倍になるねじ(3条なら3倍、4条なら4倍)。
谷径(おねじ) おねじの谷底に接する仮想的な円筒の直径。
単独有効径 軸線に沿って測ったねじ溝の幅がピッチの1/2であるような仮想的な円筒の直径のこと。
テーパーねじ ねじ山が、円すい形状の外または内側にあるねじ。

基本編 な行

並目ねじ ねじ直径とピッチとの組み合わせが一般的で最もポピュラーなねじ。
二条ねじ ねじを1回転させたときに軸方向に進む距離がピッチの2倍になるねじ。
ねじ 漢字の同義語では、捩子、螺子、捻子、螺旋等と書く。英語では、screw threadと書く。
辞書には「物を締付けるための螺旋状の溝・突起のあるもの」とある。JISハンドブックには「ねじ山をもった円筒または円すい全体・ねじ山をもった品物の総称」とある。
ねじと人類の最初の出会いは、巻貝との出会いだという説もある。
ねじ山とねじ溝が螺旋形状をなしている品物をねじと表現している。
ねじのはめあい長さ おねじとめねじとがはまり合っている長さを軸線方向に測った距離のこと。
ねじの呼び ねじの形式、直径、ピッチを表す呼び記号のことで、M10なら、呼び径10mmのメートル並目ねじ、M8×1は呼び径8mmでピッチが1mmのメートル細目ねじと解釈する。
ねじの軸線 有効径を定義するための仮想的な円筒の軸線のこと。
ねじ山の角度 ねじ山の隣り合う2つのフランクがなす角度(軸線を含んだ断面において)。
ねじ山の高さ ねじ山の頂を連ねる直線と谷底を連ねる直線との最短距離のこと(軸線を含んだ断面において)。
ねじ山角度誤差 製品のねじ山角度と規定の山角との差。

基本編 は行

左ねじ 左回りに回転させると締っていくねじ。
ひっかかりの高さ おねじとめねじが互いに同心にはまりあっているときのおねじの山の頂を連ねる直線とめねじの山の頂を連ねる直線との最短距離のこと
(軸線を含んだ断面において)。
ひっかかり率 基準のひっかかり高さに対する実際の締結状態におけるひっかかり高さの百分率のこと。
実際の引っかかり高さ÷基準のひっかかり高さ×100(%)。
ピッチ JISハンドブックには「ねじの軸線を含む断面において、互いに隣り合うねじ山の相対応する2点を軸線に平行に測った距離」とあり、隣り合うねじ山の距離をピッチという。
ピッチの許容差 ピッチ誤差に対して定められた許容差のことで、通常は、通り・止りゲージで測定する。
ピッチ誤差 製品のピッチと規定のピッチとの差。
一般的には1ピッチの誤差について表現するが、2ピッチ以上の誤差について表現する場合もある。
ピッチ線 有効径を定義するための仮想的な円筒の母直線のこと。
フランク ねじ山の頂きから谷底までをつなぐ面のこと。
フランク角 ねじ山のフランクとねじ軸線に直角な直線との角度。
ねじ山が頭側とねじ先端側とで対称になっている場合はねじ山の半角と呼ぶこともある。
平行ねじ ねじ山が、円筒形の外または内側にあるねじ。
この解説では、以後、平行ねじの用語を解説するものとする。
細目ねじ 並目と比較してねじ直径に対するピッチの割合が細かいねじ。

基本編 ま行

右ねじ 右回り(時計針の回転方向)に回転させると締っていくねじ。
ミニチュアねじ 時計や光学機器等に用いる呼び径の小さい、ねじ山角度が60度のねじのことで、呼び径0.3mm~1.4mmを指すことが多い。
メートルねじ ねじ直径とピッチをミリメートルで表したねじ山角度60度の三角ねじのこと。
メートル細目ねじ メートルねじで並目より細かいピッチを持つねじ。
メートル台形ねじ ねじ山頂と谷底の切取りが大きいねじで、直径・ピッチをミリメートルで表したねじ山角度30度のねじ。
メートル並目ねじ メートルねじで並目のピッチを持つねじ。
めねじ 辞書には「おねじにはまるもの」とあり、JISハンドブックには「ねじ山が円筒または円すいの内面にあるねじ」とある。
JISハンドブックの表現は、ねじ山が外にあるか内にあるかという形状を表しているが、辞書ではおねじにはまるものとしてめねじを捉えているのは、それぞれの機能を踏まえた捉え方と思われる。
めねじの谷径 めねじの谷底に接する仮想的な円筒の直径。
めねじの内径 めねじの山の頂に接する仮想的な円筒の直径。

基本編 や行

有効径 ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなるような仮想的な円筒の直径のこと。
また、この仮想的な円筒上のねじ溝の幅がピッチの1/2になっている場合は、単独有効径という。
有効径当量 ねじ山のピッチ誤差や山角誤差を有効径に換算した数値のこと。
ピッチ誤差の有効径当量(μm)=1.732×ピッチ誤差の最大値(μm)
半角誤差の有効径当量(μm)=0.436×ピッチ(mm)×半角誤差の絶対値の最大値(分)
ユニファイ細目ねじ ねじ山形状は並目とおなじで、ねじ直径に対するピッチが細かいねじ。
ユニファイ並目ねじ ねじ山角度60度の並目インチねじ。
呼び径 ねじの寸法を代表して表現するねじ直径のことで、主に、おねじ外径の基準寸法を使って表現している。

基本編 ら行

リード ねじを1回転させて軸方向に進む距離のこと。
リード角 ねじ山の螺旋形状とねじ軸線に直角に交わる平面との角度。

部品編 あ行

足割りリベット 軸端に割りが入っているリベット。
円筒部 おねじ部品の頭部とねじ部の間にある部分のことで、段付きねじの段部、半ねじの胴部等を指す。
また、首下の丸み部と不完全ねじ部は円筒部に含める。
おねじ部品のねじ先の形 あら先、面取り先、丸先、平先、棒先(半棒先)とがり先(全とがり先)、くぼみ先、切り刃先(足割り、ドリルねじ)タッピンC形、タッピンF形などがある。
おねじ部品の頭の形 六角、四角、丸、なべ、平、チーズ、丸平、皿、丸皿、トラス、バインド、ブレジャ、角皿、フランジ付き12ポイント、座付き六角、つば付き六角、フランジ付き六角、T頭、トランペット(ラッパ)、ウエハなどがあるが、これ以外にも各メーカー・ユーザーのオリジナル頭部もある。
おねじ部品の頭部リセス すりわり、十字穴、六角穴、四角穴、ヘクサロビュラなどがあるが、他にも、いたずら防止リセス(TRF)などオリジナルリセスもある。
おねじ部品の頭部特別加工 大頭、小頭、アンダカット、歯付き(セレーション付き)、刻み付き(ローレット目付き)止め穴付きなどがある。
おねじ部品の分類 ボルト、止めネジ、小ねじ、タッピンねじ、木ねじなどがある。

部品編 か行

完全ねじ部 ねじ山の頂と谷底の形状が完全な山形になっているねじ部。
木ねじ その名が示す通り木材にねじ込んで使うねじのこと。頭部形状は小ねじに準じて、ねじ部形状はタッピン1種の先端形状をもつ。
首下丸み部 頭部と円筒部の境目にあるR部分を指し、ねじの軸線を含んだ断面図におけるR部分の半径を首下丸みと呼ぶ。
グリップ長さ ボルト+ナットで部材を締付ける場合の両座面間(ボルト座面とナット座面の間)距離のこと。皿頭等の場合は皿穴を設けた部材の皿の最大径側面とナット座面との距離としている。植込みボルトの場合はナットと接する部材の厚さとする。
小ねじ ボルトと比較して小さい径で頭のあるねじ。
頭の形として、一般的には、なべ、皿、丸皿、トラス、バインド、丸、平、丸平などがあり、締付け手段の形としては、すりわり、十字穴、ヘクサロビュラなどがある。

部品編 さ行

座金の種類 平座金、舌付き座金、外つめ付き座金、内つめ付き座金、つめ付き角座金、球面座金、ばね座金、歯付き座金、皿ばね座金、皿角テーパ座金、波形ばね座金、波形座金などがある。
座金組込ねじ ボルト、小ねじ、タッピンねじなどを転造するときに座金(平、S、波形など)を組み込んで脱落しないように一体型にしたねじ。大量のねじに座金を手で入れながら締結作業をすると、効率が悪いだけでなく、挿入忘れなどのミスが発生しやすいので、事前に組み込んでおくものである。
座面 ねじ部品を締付ける時に、ねじフランク以外で、直接締付け過重を受ける面。
四角穴 四角レンチなどでねじ部品を回転させるための四角形の穴(くぼみ)。
軸部 おねじ部品の頭部以外の部分を指す。
十字穴 プラスドライバービットの先端を差し込んでねじ部品を回転するために設けた十字形のくぼみ。
十字穴の形状については、ISO規格のH型(フィリップス形)が主流である。
すりわり マイナスドライバーやコインを差し込んでねじ部品を回転させるための溝のこと。
セミチューブラリベット 中空部の深さが、軸径の90%程度あるリベット。

部品編 た行

タッピンねじ めねじのない下穴にセルフタッピングして、ねじ込むことが出来るねじ。
頭部形状は小ねじに準じて、ねじ部形状は、JISには1種、2種、3種、4種が規定されており、JIS規格外のねじ部形状がいろんなメーカー規格によって、製造されている。特に、下穴のないところに下穴をあけて、セルフタッピングしていくねじをドリリングタッピンねじと呼ぶ。
対角(距離) 六角頭の角と角の最長距離。
頂面 ねじ部品で、座面の反対側にあって、直接締付け荷重を受けない面。
チューブラリベット 軸に中空部があるリベット。
頭部 おねじ部品は、頭の部分とそれ以外の部分でその規格を管理しており、頭の部分を指す。
ちなみに、ねじ部品の製造工程でねじの頭部分を成形してネジ下を作る圧造機械のことをヘッダーと呼んでいる。
頭部径 頭部の直径のうち最も大きいもの。
頭部高さ 座面が平面のおねじ部品では、頭の頂点または上面から座面までの最短距離を頭部高さとしている。
止めネジ ねじ先端を締結部材に押しつけて締結部材を固定するねじ。
先端形状には、平先、とがり先、棒先、くぼみ先、丸先などがあり、締付け方法の形には、すりわり付き、六角穴付き、四角頭などがある。

部品編 な行

ナットの高さ ナットの上面と座面の最短距離。
ナットの種類 六角ナット(1種、2種、3種、4種)、四角ナット、すりわり付き丸ナット、溝付き丸ナット、横穴付き丸ナット、上面穴付き丸ナット、低ナット、高ナット、つば付き六角ナット、フランジ付き六角ナット、歯付きフランジ六角ナット、T溝ナット、アイナット、袋ナット、フランジ付き12ポイントナット、つまみナット、ちょうナット、刻み付きナット、プレートナット、ばね板ナット、溝付き六角ナット、戻り止めナット、プリベリングトルク形戻り止めナット、溶接ナット、座金組込六角ナットなどがある。
二面幅 六角頭の互いに平行な2つの辺の最短距離。
ねじの逃げ溝 おねじ部品の着座面と相手部材が密着できるようにするために、円筒部とねじ部の境目あるいは頭部首下丸み部に設けた溝のこと。この溝の直径は谷底の直径より小さくなるようにする。
ねじ先 おねじ部品のねじ先端部。
ねじ部 ねじ部品のおねじ又はめねじ部分を指す。<注記>円筒部をもつおねじ部品(半ねじ)では、円筒部と完全ねじ部との境にある不完全ねじ部はねじ部に含めないで円筒部に含める。ねじ先端部の不完全ねじ部はねじ部に含める。全ねじのおねじ部品では、首下とねじ先端部の不完全ねじ部(面取り部を含む)は、ねじ部に含める。
ねじ部品 部品の一部または全部にねじをもった部品。
熱間成形リベット 熱間圧造によって頭部を成形したリベット。

部品編 は行

ピンの種類 平行ピン、ダウエルピン、クレビスピン、テーパーピン、先割りテーパーピン、スプリングピン、グルーブドピン、割りピン、ねじ付きテーパーピン、めねじ付き平行ピンなどがある。
不完全ねじ部 ねじ山形が、不完全なねじ部。
ブラインドリベット 軸部を差し込んだ側から、かしめができる構造になっているリベット。
フルチューブラリベット 中空部の深さが、軸径の1.12倍を超えるリベット。
ボルトの種類 六角ボルト、四角ボルト、皿ボルト、角根丸頭ボルト、六角穴付きボルト、六角穴付きボタンボルト、六角穴付きショルダボルト、植込みボルト、Tボルト、T溝ボルト、アイボルト、アイレットボルト、ちょうボルト、フックボルト、Uボルト、六角リーマボルト、呼び径六角ボルト、有効径六角ボルト、全ねじ六角ボルト、六角伸びボルト、摩擦接合用高力ボルト、溶接ボルト、ねじ付き溶接スタッド、控えボルト、基礎ボルト、キー付き丸頭ボルト、こぶ付き丸頭ボルト、継目板ボルト、アプセットボルト、トリムドボルト、座金組込六角ボルトなどがある。

部品編 ま行

丸み移行円の径 おねじ部品の頭部座面と首下丸み部とが接する円を丸み移行円と呼び、その直径を丸み移行円の径としている。
面取り角 面取り部の角度。
面取り部 頭部頂面の縁やナットの頂面・座面・ねじ穴、おねじ先端部などの縁にある角を取って平面を作った部分を面取り部という。

部品編 や行

有効断面積 おねじ部品の引っ張り強さを求めるために、最大破断過重や降伏過重をねじ部の有効断面積で割って、1mm2当たりの耐過重を計算するのに用いる仮想の面積。有効断面積は、おねじの有効径と谷径との中間の円筒を直径とする円の面積と考える。
JISB1082表1参照のこと。
呼び長さ おねじ部品の長さを代表して表現する寸法のことで、実際の部品は、この寸法に対してマイナス公差かプラス公差かプラスマイナス公差を決めて管理する。
円筒部を有しているおねじ部品では、ねじ部長さと円筒部の長さの和を呼び長さとして表現することが一般的であるが、皿頭や植込みボルト等の場合は、異なる寸法の取り方をする。

部品編 ら行

リベット 軸部にねじのない頭付きの圧造部品で、被締結物の穴に軸部を押し込んで先端部をかしめて締結する部品。
冷間成形リベット 冷間圧造によって頭部を成形したリベット。
六角穴 六角レンチなどでねじ部品を回転させるための六角形の穴(くぼみ)。
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