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中年ライダー、九州を周遊す

2026.01.04
スタッフ日記

石戸と申します。
かの孔子いわく、天命を知るという五十代も半ばにさしかかります。
天命なんてどこに?
もしかしたら、あのこと?
それとも、このこと?
いやいや、そう簡単ではないですよ。
そうお叱りを受けそうで。
そもそも、こちとら老子の思想が肌に合う。
上善は水の如く。
これこそ我が理想。

さて、神戸港発のフェリー、さんふらわあに愛車を乗せて大分へ。
なぜって?
たぶん興味はないでしょうけど、訊いていただきありがとうございます。
あわよくば、天命を知るために。
けっきょく、そこかい!

古事記は多くのことを教えてくれます。
なかでも、天照大神(アマテラスオオミカミ)の、天の岩戸伝説は示唆に富む。
まずは宮崎は高千穂にある、天の岩戸神社へ。
ただ、ここは天照大神ではなく、天鈿女命(アメノウズメノミコト)を推したい。
彼女は、失意にあった天照大神の自信を取り戻させました。
やはり、今も昔も、相手の良いところを見なければ、人の心をなぞることは出来ないと告げているようです。

熊本は、阿蘇パノラマラインへ。
大自然、山あいを悠然と流す。
阿蘇山の山頂。
大げさではなく、大地の息づかいが聞こえてくるよう。
じっさい、火口は絶え間なくガスをもうもうと吐き出す。
思わず後退りするほどの恐ろしさ。
これを目の当たりにすると、日常の茶飯事とは何ともちっぽけだと叱責されているようです。

熊本県庁にワンピース、麦わらの一味、モンキー・D・ルフィーに会いに行く。
銅像なのに、覇王色の覇気を醸し出しているよう。
俺の仲間になれ!
やはり名言。
歪曲した解釈なんぞ、あるはずもない。
けっきょく、誰と何をしたいか。

鹿児島は、知覧特攻平和会館へ。
かつて経験したことのない、とてつもない衝撃を受ける。
息子と同年代の若者が、どんな気持ちで飛び立っていったか。
娘と同年代の若者が、どんな気持ちで彼らを見送ったか。
自分と同年代の親が、どんな気持ちで彼らを見送ったか。
そして、残された者が、どんな気持ちでその後を生きていったか。
遺書や手紙の言葉のひとつひとつ、どれも心の奥深く突き刺さる。
涙なしには見ることなど出来はしない。
散華した彼らのことを思うと、生きている者に何が出来る?
立ち止まってはならない。
離陸する時や場所、理由を間違えてはならない。
後悔など何もないようにしなければならない。

この程度で天命を知ったなど、とても言えません。
ただ、誰かに必要とされるならば、可能な限り、全力で応えよう。
そう自分に呼びかける。
これって、もしかすると!?

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