シーホースNEWS
2020年08月31日 配信

ねじの強化書(Vol.10)

「凹み」や「くぼみ」を英語ではリセス(recess)と言い、ネジ部品では
【十字穴】や【六角穴】などのことを指します。
この凹んだ部分に工具を合わせて回転力を与えることで
ネジに推進力をもたせるのがリセスの役割です。
十字穴や六角穴の他には、【すり割り】や、
6個の突起がある星型の【ヘキサロビューラ(6ロブ)】があり
参考までに生まれた順に並べると、次のようになります。

【すり割り】→【十字穴】→【六角穴】→【ヘキサロビューラ(6ロブ)】

すり割りは、リセスの底が水平で使う工具も先端は水平になる場合がほとんどなので
水平どうしをきっちり当てないと回しにくかったり、
すり割り部分が潰れて(なめて)しまったりすることがあります。

その問題を解決したのが十字穴で、リセスの底はすり鉢のような形で、
工具は錐のような形のものがほとんどで、リセスと工具はすり割りよりも合わせやすく
回しやすいので、作業性でいうと十字穴のほうが優れています。
そのため、締結にかかるコストは十字穴のほうが抑えることが出来ます。

作業性以外に作り方も比較すると、すり割りのネジを作る場合
その多くはすり割り部分を“削って”作るのに対して、十字穴は“型で押して”作ります。
削るということは削りカスが出るため、そのぶん材料のロスが出ますが
型で押して作る場合には材料のロスはほぼありません。
そのため、材料代も抑えることが出来ます。

また、どちらが作るスピードが速いかというと
この場合は型で作るほうに軍配が上がります。
もちろん、作るスピードが速くなればなるほど
製造にかかるコストを抑えることができます。

というわけで、十字穴を使うことで、作業性においても、
材料代においても、作り方においても、
いろんな角度からコストダウンが出来るリセスなのです。
今回は以上です。

ところで、もともとは商品名に由来するシャープペンシルは
メカニカルペンシルの代名詞で
最近ではフリクションボールが消せるボールペンの代名詞として
定着しているようです。

ネジ業界にもこのような例があって
十字穴はフィリップスという会社が発明したため
今でも十字穴のことをフィリップス型と呼んでいるのを見かけることがあります。




ねじでも出来る小型化と軽量化

営業部の里(サト)です。
先日、後輩Sが新しくノートパソコンを支給されていました。
最新型のノートパソコンのため私が持っているものより圧倒的に薄くて軽い!!
羨ましいあまり調べてみると厚み約1.3cmの重さ約1.3kg・・・
やっぱり羨ましい!!

また興味が湧いたので
昔の形状を調べてみると十数年前は厚み約6.5cmで重さ約5kg・・・

それはノートと呼べるのか?
と思いつつもスペックだけでなく
小型化や軽量化の進化を感じることが出来ました。

ノートパソコン以外にも様々な製品が
昔に比べ小型化、軽量化が図られています。
そのお手伝い、ねじでも出来ます!!

弊社のおすすめは『ウルトラ低頭CAP』と『310スリム』です。
『ウルトラ低頭CAP』は通常の六角穴付ボルトM3が3.0mmに対し1.3mm
『310スリム』は通常のトラス小ねじM3が1.9mmに対し0.8mmと
両製品とも頭部が非常に低くなっているのが特徴です。




ひとりごと

営業部の石戸(イシド)です
。 けっこう多趣味なほうで、ランニングもその一つなのですが
ランニングシューズは時と場合によってちょっとした使い分けをしています。

まず、普段のトレーニングでは、少し柔らかめの靴底のもので走っています。
人によって違いはありますが
私にとってはそのほうが次の日の疲れが残りにくいような感じがします。

次に、年に何回か出る市民マラソン大会の直前のトレーニングでは
少し固めの靴底のもので、着地した際の地面からの反発を強くしていきます。

そして、大会ではさらに固い靴底のもので、反発をさらに強くして挑みます。
しょせんシロートなので、このような使い分けによって何がどう変わるのか
たかが知れているでしょうね。

ただ、ねじについては使い分けはとても重要で
「なるほど!ねじのおもしろ講座」では
ねじの使い分けの基本についていつもお話ししています。