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ねじの強化書(Vol.6) ボルト・小ねじ、タッピンねじ、ドリルねじのコストの考え方

2021.03.11
ねじの強化書

ボルト・小ねじ、タッピンねじ、ドリルねじのコストの考え方

次に、コストの視点で見ると、低いものから、ドリルねじ⇒タッピンねじ⇒ボルトや小ねじの順になります。
ここで言うところのコストは、ねじ自体のコストだけではなく、締結するために必要な作業のための費用、いわゆる労務費、その中でも直接労務費を含めたコストで、これは工程数によるところが大きいです。
ドリルねじは、下穴もメネジも無い状態からいきなり締結ができるため、大雑把に言うと1工程で済みます。
タッピンねじにおいては、下穴を開ける工程は必要ですが、メネジはねじ部分で無理やり作るので2工程です。
ところが、ボルトや小ねじの場合は、下穴を開ける、メネジを立てる、締結、と3工程必要ですので、どちらかというと一番コストが高くなる傾向にあります。
ナットを使えばいいじゃないか、というご意見が聞こえてきそうですが、その場合でも下穴は必要ですし、ナットのコストが追加でかかってきたり、ナットを保持しておく工具が必要になったりします(この場合の工具代は間接労務費ですが)ので、いずれにしてもある程度のコストは必要になります。
ナットを使う場合、ナットのスペースを確保する必要もありますし。
もちろん誤解しないでいただきたいのですが、ナットを使うことを否定しているわけではありませんので念のため。

 

今回は以上です。
ところで、このねじの強化書の中で、「オネジ」や「メネジ」というキーワードをカタカナ表記にしていますが、正確には「おねじ」「めねじ」というように平仮名表記じゃないのか、というご意見をいただきました。
もちろん、ひらがな表現が正しいのですが、そうすると文章の中に埋もれてしまって、少し読みづらいかな、と考えているため、あえてカタカナにしております。
「ねじ」も同じように正確には平仮名ですが、このさき場合によっては「ネジ」とカタカナにする場合があるかもしれません。
次回もお楽しみに!

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