シーホースNEWS
2020年10月30日 配信

ねじの強化書(Vol.14)

本体規格品と附属書品では何が違うのかというと
六角ボルトの場合、一部のサイズにおいて寸法が違います。
六角頭部の幅(対辺、二面幅とも言います)がM10では
本体規格品16ミリに対して附属書品17ミリと、1ミリだけ違います。
たった1ミリ??
もちろん、六角ボルトをお使いの方はそう思わないですよね。
1ミリ違うと、締め外しのための工具を変える必要があります。

当然、頭部の座面積が変わるので
締め付けトルクも変えなければいけませんので、この1ミリはとても大きな1ミリです。
また、ナットについては、一部のサイズにおいて高さ寸法が違います。
本体規格品では「スタイル1」と「スタイル2」の2種類になるのですが
M10の場合、附属書品と比較すると、
スタイル1は最大0.4ミリ、スタイル2は最大1.3ミリ高くなります。

高さ寸法が高くなるということは
グリップ長さ(いわゆるネジの嵌め合い長さ)が長くなるので
安全面を考えると良いと個人的には思います。

その他にも、本体規格品には部品等級が設けられたり
ボルトの強度区分によってナットの組み合わせが決まったりと
いろんな変更点があります。
もしかすると、皆さんが気になるのは変更点よりも
附属書品が今後どうなるのか、かもしれません。

つまり、大半のネジユーザー様が使っている(と思われる)附属書品が
無くなるのか、そうでないのか、ですが
商品在庫のほとんどが附属書品であるイケキンにとっても気になるところです。

そのあたりのことは、少しセンシティブなところなので
イケキンが主催する「なるほど!ねじのおもしろ講座」の中だけで触れています。
ご興味のある方は講座にご参加いただけたらと思います。
10月よりオンラインでも開催しておりますので
今までのように外出しなくても講座にご参加いただけます。
今回は以上です。

ところで、イケキンでは「なるほど!ねじのおもしろ講座」と
銘打って10年以上も前からネジに関するセミナーを開催してきました。
昨今は至る所でオンラインセミナーが開催されているようです。
それが玉石混淆なのかどうかは言える立場ではありませんが
イケキンとしては、オンラインであろうとなかろうと
セミナーでお伝えしたいことは一貫して同じです。

とは言え、ITツールや音響機器の操作には四苦八苦しております。
年のせいにしたくはありませんが。




電柱サイズのボルトを簡単、確実、安全に締めつける

技術営業チームの砂邊(スナベ)です。
先日、倉庫内を歩いていると、出荷前のM150を超える巨大なねじが置いてあり
なかなかこのサイズを見ることがないので、思わず写真を取ってしまいました。
※興味のある方は、イケキンインスタグラムをご覧ください。

ちなみにイケキンが取り扱うねじのサイズは
0.5mm(シャーペンの芯)ぐらいのマイクロねじからM330の太さの
製品(電柱ぐらいの太さ)を扱っております。

本日は、この電柱ぐらいの太さのねじを簡単に締付けできる
『スーパーボルト』ご紹介致します。

M30以上を超えるねじの締付けは
トルクを与えるために、打撃スパナや油圧工具で作業することがあります。
例えば、ボルトをヒーターで熱して
膨張している間にスパナをハンマーで叩いて回転させ
自然冷却することでボルトが収縮し物体を固定する方法。

この作業は、ボルトが熱い間は危険で近寄れない
ハンマーでスパナを叩いて締めるので作業者が危険にさらされ
締付力を確実にコントロールできないなど、いいことがありません。

ポイントは3つございます。
トルクレンチ1本で簡単に作業ができる。
設計者が考える締付力で確実に固定ができる。
危険作業がないので、作業者の安全が守られる。
M30以上のボルトの締付で苦労されている方は、こちらをご覧ください。